春日部市弓道連盟が毎年開催している「藤まつり弓道大会」は、例年ゴールデンウィークの4月29日「昭和の日」に開催されます。

この大会のモットーは「明るく、楽しく」。

形式にとらわれず自由で皆が楽しめる射会を目指しています。

 

でも、この大会、一体いつからどのように始まったのでしょうか?

実は会員の私たちも、大会の成り立ち、歴史については知らない事だらけです。 

そこで「春日部藤まつり弓道大会」について、過去の資料をお持ちの連盟の理事さん達のご協力を頂いて、この大会の歴史を振り返ってみました。 


■1979(昭和54)年

【春日部市弓道連盟設立】

すべてはこの年に始まったんですね。それまでは連盟が無かったのですから、春日部の弓道愛好家は大宮とか浦和などの近隣の連盟に所属するか、あるいはまったく単独で活動していたみたいです。

 

ちなみに当連盟の初代会長は伊藤忠岳先生でした。伊藤先生は山形から春日部に転居されて来た方だそうです。

山形と春日部の結びつきについては、例年「山形さくらんぼ弓道大会」に春日部からも多くの参加者があることで、今に受け継がれています。

 

昭和54年といえば、ソニーのウォークマンが発売され若者にヒット、街の喫茶店ではインベーダーゲームが大流行。自動車電話が東京でサービスを開始したのもこの年でした。

 

■1980(昭和55)年

【第1回春日部藤まつり開催】

春日部駅西口が再開発されて、駅前から大沼グランドまで伸びる「藤通り」に整備された藤棚の花がきれいに咲き誇る時期に合わせ、春日部商工会議所が中心になって、この年から「藤まつり」が開催されるようになりました。

例年、多くの人で賑わいますが、この年からだったんですね。

 

この年はイラン・イラク戦争が勃発、ちまたではルービックキューブが大ブームとなりました。

 

■1983(昭和58)年

【春日部市民武道館落成】

ようやく春日部にも弓道場ができたと、当時の連盟の先輩方は感激して大喜びだったそうです。

それまでは大宮あたりまで出かけなければ練習も出来なかったわけですから、大変でしたよね。

 

この年はフォークランド紛争が勃発、日本ではテレフォンカードを使って通話できる公衆電話が登場して話題になりました。

 

■1993(平成5)年

【第1回の藤まつり弓道大会を開催】

ついに、この年から始まったんですね。

弓道連盟が設立されてから14年、藤まつりが始まってから13年、市民武道館が完成して10年。

やはり市民武道館という拠点ができた事によって、自分たちの手で大会を主催したいという意欲が、先輩の方達に満ち溢れて来たのでしょうね。

何事もいちから始めるのは大変な事だと思いますが、当時の先輩の皆さまの意気込みと努力に敬服します。

 

ちなみにこの年は自民党の1党支配が崩れ、8党連立の細川内閣が成立、街ではバブルがはじけて企業のリストラや採用内定取り消しが頻発という、動きの激しい年でした。

 

それでは「春日部・藤まつり弓道大会」のこれまでを、連盟に保存されている資料で振り返ってみたいと思います。

なにぶんにも、古い写真を使用していますので、不鮮明で見にくい箇所もあると思いますがご容赦下さい。

 

(各回の説明文は、大会の企画運営で中心的な役割を果たして頂いた、萩原理事長の文章です) 

 


 ■第1回 1993(平成5)年

 

藤まつりの時期に合わせての射会。暑くもなく寒くもなく、選んだ季節が良かったですね。
藤まつりの時期に合わせての射会。暑くもなく寒くもなく、選んだ季節が良かったですね。

残念ながら第2回、第3回の記録がないので、、、、いきなり第4回の資料です。

 

■第4回 1996(平成8)年 

 

(世の中の動き:住専処理に税金6850億円が投入され国会は大荒れ空転。O-157による食中毒問題発生)

 

絵的はこの年から始まったんですね。
絵的はこの年から始まったんですね。

 

 

 

 

 

これが記録に残る絵的第1号「藤の花」。

 

萩原理事長作です。

 

 

 

 



■第5回 1997(平成9)年

 

 (世の中の動き:山一証券、三洋証券、日産生命など金融機関の経営破綻が相次ぐ。消費税が5%に引き上げられる)

 

この年から安土絵が登場。矢渡しで鏑矢が幕に当たった瞬間に幕が降りて、安土絵が現れる仕掛けに苦労したようです。
この年から安土絵が登場。矢渡しで鏑矢が幕に当たった瞬間に幕が降りて、安土絵が現れる仕掛けに苦労したようです。
安土絵の「赤富士」。力作です。
安土絵の「赤富士」。力作です。
こちらはこの年の的絵。赤富士を照らす太陽でしょうか。
こちらはこの年の的絵。赤富士を照らす太陽でしょうか。


■第6回 1998(平成10)年 (テーマ:那須の与一)

 

 (世の中の動き:明石海峡大橋開通。和歌山毒物カレー事件。ガングロ、厚底靴ブーム)

 

誰でも知っている「那須の与一(余一)」をテーマに演技があったようです。以後、演技が藤まつり射会の伝統となりました。
誰でも知っている「那須の与一(余一)」をテーマに演技があったようです。以後、演技が藤まつり射会の伝統となりました。
海中から馬上で弓を引く与一の姿が凛々しく描かれた安土絵
海中から馬上で弓を引く与一の姿が凛々しく描かれた安土絵
絵的のデザインはやはり「扇」でした
絵的のデザインはやはり「扇」でした

 

 


■第7回 1999(平成11)年 (テーマ:藤娘)

 

 (世の中の動き:石原慎太郎が東京都知事に当選。ミレニアムのカウントダウンが各地で行われる)

 

安土を覆った布製の幕に矢渡しの「かぶら矢」が当たると、幕が降りて着物姿の女性会員5人が歓迎メッセージをもって現れる仕掛けだったようです。きれいどころ5人娘の皆さん、お疲れ様でした。                    
安土を覆った布製の幕に矢渡しの「かぶら矢」が当たると、幕が降りて着物姿の女性会員5人が歓迎メッセージをもって現れる仕掛けだったようです。きれいどころ5人娘の皆さん、お疲れ様でした。                    
安土絵も当然、藤娘でした。
安土絵も当然、藤娘でした。
絵的の図柄は安土絵に負けない明るいデザインです
絵的の図柄は安土絵に負けない明るいデザインです

 

 

 


■第8回 2000(平成12)年 (テーマ:ウィリアムテル)

 

 (世の中の動き:シドニーオリンピック開催。プレステ2発売。2000円札発行)

 

 

弓にまつわるテーマを求めて、ついに海外にまで行きました。「仕掛け」も色々と工夫しているようで、苦労の程がしのばれます。
弓にまつわるテーマを求めて、ついに海外にまで行きました。「仕掛け」も色々と工夫しているようで、苦労の程がしのばれます。
安土絵はウィリアムテルの有名なシーンです。
安土絵はウィリアムテルの有名なシーンです。
絵的のデザインも、やはり「リンゴ」ですね
絵的のデザインも、やはり「リンゴ」ですね

 

 


 ■第9回 2001(平成13)年 (テーマ:ミレニアム)

 

 (世の中の動き:小泉内閣発足。東京ディズニーシー開業。ipod発売。ユニバーサルスタジオジャパン開業

 

20世紀から21世紀への架け橋の年、皆さんの情熱が伝わって来ます。受け継いで行きたいものです
20世紀から21世紀への架け橋の年、皆さんの情熱が伝わって来ます。受け継いで行きたいものです
夢のあるテーマの安土絵です
夢のあるテーマの安土絵です
絵的も「2001」でした
絵的も「2001」でした

 

 


■第10回 2002(平成14)年 (テーマ:やぶさめ)

 

 (世の中の動き:FIFAワールドカップ日韓大会。チワワブーム)

 

流鏑馬にまつわる演技などが、行われたのでしょうか?
流鏑馬にまつわる演技などが、行われたのでしょうか?
確かに、動きのある馬を描くのは難しそうです
確かに、動きのある馬を描くのは難しそうです
絵的の図柄は「方板」の的
絵的の図柄は「方板」の的

 

 


■第11回 2003(平成15)年 (テーマ:藤の花)

 

 (世の中の動き:六本木ヒルズ開業。地上デジタル放送開始。オレオレ詐欺)

 

安土絵の制作など、会員全員が力を併せて準備している様子が良くわかります
安土絵の制作など、会員全員が力を併せて準備している様子が良くわかります
藤の花がきれいに描かれていますね
藤の花がきれいに描かれていますね
的もやはり「藤」です
的もやはり「藤」です

 

 


■第12回 2004(平成16)年 (テーマ:椿説弓張月)

 

 (世の中の動き:アテネオリンピック開催。東北楽天ゴールデンイーグルス参入)

 

源為朝はNHKの大河ドラマ「平清盛」で、弓の名手、五人張りの強弓を軽々と引きこなす身長2メートルの大男として紹介されていましたね
源為朝はNHKの大河ドラマ「平清盛」で、弓の名手、五人張りの強弓を軽々と引きこなす身長2メートルの大男として紹介されていましたね
源為朝、強そうに描かれています
源為朝、強そうに描かれています
絵的もやはり弓張月
絵的もやはり弓張月

 

 


■第13回 2005(平成17)年 (テーマ:白羽の矢)

 

 (世の中の動き:セ・パ交流戦始まる。JR福知山線脱線事故。個人情報保護法施行)

 

白羽の矢って、今でもよく使われる言いまわしですが、もともとは不吉な事を指していたようです。
白羽の矢って、今でもよく使われる言いまわしですが、もともとは不吉な事を指していたようです。
安土絵:不動明王が少女を狙っている図柄
安土絵:不動明王が少女を狙っている図柄
絵的:白羽の矢
絵的:白羽の矢

 

 


■第14回 2006(平成18)年 (テーマ:不射の射)

 

 (世の中の動き:トリノ冬季オリンピック、イナバウアー。第1回ワールドベースボールクラシック)

 

「不射の射」、弓を持たなくとも中てることのできる人、、、ムムムムムmmmm、、深いですね
「不射の射」、弓を持たなくとも中てることのできる人、、、ムムムムムmmmm、、深いですね
安土絵は自由気ままに振る舞う名人でしょうか
安土絵は自由気ままに振る舞う名人でしょうか
絵的は、羽根だけの矢、矢車?矢尻がない、射れない、これも、、深い、、です
絵的は、羽根だけの矢、矢車?矢尻がない、射れない、これも、、深い、、です

 

 


■第15回 2007(平成19)年 (テーマ:俵藤太百足退治)

 

 (世の中の動き:安倍首相、政権放り出し辞任。第1回東京マラソン開催。「どげんかせんといかん」が流行語に)

 

山ほども大きな百足を退治するお話し、テレビの「日本昔ばなし」で観ましたね
山ほども大きな百足を退治するお話し、テレビの「日本昔ばなし」で観ましたね
大百足、怖そうです
大百足、怖そうです
絵的の百足も悪そう
絵的の百足も悪そう

 

 


■第16回 2008(平成20)年 (テーマ:ロビンフッド)

 

 (世の中の動き:アメリカ大統領選でオバマ氏当選。北京オリンピック。秋葉原無差別殺傷事件)

 

8年前のウィリアムテルに続いてのロビンフッド、グローバル視点です。しかしロビンフッドがハンチング帽の元祖とは知りませんでした
8年前のウィリアムテルに続いてのロビンフッド、グローバル視点です。しかしロビンフッドがハンチング帽の元祖とは知りませんでした
チョット絵が見にくくて、申し訳ありません
チョット絵が見にくくて、申し訳ありません
これがハンチング帽子です
これがハンチング帽子です

 

 


■第17回 2009(平成21)年 (テーマ:春日部大凧上げ祭り)

 

 (世の中の動き:桜島が爆発的噴火。民主党が歴史的勝利、鳩山内閣発足。酒井法子覚せい剤取締法違反逮捕)

 

 

春日部と庄和町が平成17年に合併。大凧上げまつりも春日部名物ということに。例年、藤まつり弓道大会の直後に行われています
春日部と庄和町が平成17年に合併。大凧上げまつりも春日部名物ということに。例年、藤まつり弓道大会の直後に行われています
凧上げの人々がほんわか、イイ感じです
凧上げの人々がほんわか、イイ感じです
この年の大凧のデザインでしょうか?
この年の大凧のデザインでしょうか?

 

 


■第18回 2010(平成22)年 (テーマ:やったり踊り)

 

 (世の中の動き:日本航空が会社更生法適用を申請。民主党の菅内閣発足。チリ鉱山落盤事故)

 

不毛の地を相手に押し付けて皆で喜ぶ、、昔の過酷な年貢に苦しんでいた庶民の暮らしが想像できる、ある意味悲しい踊りなんですね。
不毛の地を相手に押し付けて皆で喜ぶ、、昔の過酷な年貢に苦しんでいた庶民の暮らしが想像できる、ある意味悲しい踊りなんですね。
踊り手が糸で動くようになっていたようです
踊り手が糸で動くようになっていたようです
踊りの時に手にする扇子が絵的の図柄でした
踊りの時に手にする扇子が絵的の図柄でした

 

 

 


■2011(平成23)年 (東日本大震災により中止)

 

3月11日の14時46分、マグニチュード9.0  の激烈な地震が日本を襲い、2万人近い死者、行方不明者が出るなど、日本の自然災害史上まれに見る大きな被害となり、日本中が喪に服すような状況でした。

4月の大会は当然ながら中止となりました。

 

 


■第19回 2012(平成24)年 (テーマ:西金野井 獅子舞)

 

あの大震災から1年、ようやく復興の気運が出て来た世の中の動きに合わせて藤まつり弓道大会も復活します。

 

(世の中の動き:東京スカイツリー開業。ノーベル医学賞に山中教授。金環日食、日本で広く観察)

 

会員によるまつり笛の生演奏もあったそうです。練習も大変でしたでしょうね。
会員によるまつり笛の生演奏もあったそうです。練習も大変でしたでしょうね。
獅子舞の生き生きとした動きが描かれてます
獅子舞の生き生きとした動きが描かれてます
絵的は龍の手?何かをつかんでます
絵的は龍の手?何かをつかんでます

 

 


■第20回 2013(平成25)年 (テーマ:クレヨンしんちゃん)

 

(世の中の動き:東京が2020年オリンピック開催地に決定。富士山が世界文化遺産に登録される)

 

春日部の名を世界に広めた「クレヨンしんちゃん」、著作権の問題があるから大変だったようです。
春日部の名を世界に広めた「クレヨンしんちゃん」、著作権の問題があるから大変だったようです。
安土絵はしんちゃんが「ぶりぶりざえもん」を弓で狙ってます
安土絵はしんちゃんが「ぶりぶりざえもん」を弓で狙ってます
絵的は「アクション仮面」などのキャラクター的
絵的は「アクション仮面」などのキャラクター的

 

 


■第21回 2014(平成26)年 (テーマ:トロリン)

 

(世の中の動き:消費税が5%から8%に。御嶽山が噴火、死者50人以上。ワールドカップ・ブラジル大会開催)

 

 

 

「とろ★りん」って春日部の「ゆるキャラ」ですが、春日部市民にもあまり知られていないのは残念、、、

ということで、藤まつり弓道大会でも応援しようという趣旨だったようです。

 

名前の由来は「春日部あんかけ焼きそば」から来ているようです。 

知名度上げて頑張ってもらいたいものです。 

これは絵的に描かれた「とろ★りん」のキャラクター。

 

 

「とろ★りん」のキャラクターを手作りして、会員のどなたかが、被って活躍したようです。

 

皆さん、楽しそうですね。

 

 


■第22回 2015(平成27)年 (テーマ:火伏の龍伝説)

 

(世の中の動き:マイナンバー始まる。大村さん、梶田さんノーベル賞受賞。ラグビーW杯で日本3勝)

 

春日部に伝わる「火伏の龍伝説」

大きな龍の張りぼてを制作して、大会当日は会場を練り歩いたそうです。

 

春日部の地下神殿として度々マスコミにとりあげられる「首都圏外郭放水路」。

その昔、火伏の龍として人々を守った龍のように、今この大地下神殿が龍のように長く伸びて街を洪水から守っていることを教えてくれる施設が「龍Q館」。 

大会終了後はこの「龍Q館」に制作した龍を展示したそうです。

 

 

絵的のデザインは

赤々と燃える火事をひとたまりもなく消し去る大波を描いています

 

 


■第23回 2016(平成28)年 (テーマ:吉備津彦の温羅退治)

 

(世の中の動き:伊勢志摩サミット開催。熊本地震発生。ポケモンGO日本で配信開始)

 

 

桃太郎伝説の元になったといわれる「吉備津彦の温羅退治」

を実演を交えておこなったようです。

 

一番のみどころは、弓の名手の吉備津彦が一度に2本の矢をつがえて温羅に向けて射ち、見事温羅の眼を射抜いた、という場面だそうです。

 

実演では実際に2本の矢を同時に射たそうですが、果たしてうまく命中したのでしょうか?

 

 


■第24回 2017(平成29)年 (テーマ:神武天皇東征)

 

(世の中の動き:藤井4段、将棋で29連勝。横綱日馬富士、暴行問題で引退。座間市で切断9遺体事件)

 

 

神武天皇の東征伝説がテーマでした。

 

神武天皇、その弓に止まる金色のトビ、3本足の八咫烏(やたがらす)、お供の兵隊などが登場して演技を行ったそうです。

 

 

 

大会の後の会員の皆さんの集合写真。 

やはり、みんな楽しそうですね。

 

この楽しさと明るさがいつまでも受け継がれて行く春日部市弓道連盟でありますように。

 

1993年にはじまり 、2011年の震災時の中止を除いては毎年開催されて来たこの藤まつり弓道大会が、これからも「明るく、楽しく」末永く続いて行くことを願います。

 


■第25回 2018(平成30)年 (テーマ:93歳の関ヶ原・弓大将大島光義)

 

(世の中の動き:平昌五輪で羽生結弦が2大会連続金、日大アメフト部問題、森友学園問題、豊洲市場開場)

 

この年のテーマは戦国時代の武将「大島光義」。

還暦すぎても常に戦場に立ち続け、なんと93歳で最後の戦場となる関ヶ原でなおも弓を射続けた実在の弓奉行を、春日部市弓道連盟のレジェンド、88歳(当時)の篠原さんが演じたのだそうですよ。

 

春日部市弓道連盟の仲間のサポートを受けて、過去には一日に千本の矢を射た事もあるという篠原さんに相応しい役割でしたね。

篠原さんの凛々しい行射姿が良かったそうです。

 

 

 


■第26回 2019(平成31・令和元)年 (テーマ:三国志・赤壁の戦い)

 

(世の中の動き:稀勢の里引退、令和改元・天皇即位式、あおり運転、京都アニメーション放火、首里城焼失)

 

 

平成も残すところ後一日という平成31年4月29日に開催された第26回大会。平成5年に始まったこの大会の文字通り平成最後の大会となりました。

 

三国志の中の有名な「赤壁の戦い」がテーマだったようです。段ボール製の「軍船」が矢道を走りまわり、最後は炎上して安土場に飛び込む演技などもあったようで、観客の方々も大喜びだったようです。

 

この大会の2日後の5月1日には元号が「令和」と改まり、新たな時代が始まりました。東日本大震災があった平成23年には大会を行う事ができませんでしたが、令和の時代が平和で、この大会がいつまでも続きますように願います。

 

 

 


■2020(令和2)年  (新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止)

(世の中の動き:新型コロナウイルスが世界中に猛威、非常事態宣言、東京オリンピック・パラリンピック開催延期) 

 


■2021(令和3)年  (新型コロナウイルス感染が更に拡大。2年連続で開催中止に)

(世の中の動き:東京オリンピック1年遅れで開催、大谷翔平米メジャーMVP、岸田政権発足) 

 


■2022(令和4)年  (新型コロナウイルスオミクロン株が出現。3年連続で開催中止に)

(世の中の動き:ロシアのウクライナ侵攻 ) 

 


■2023(令和5)年  (新型コロナ5類に移行するも感染止まず。4年連続で開催中止に)

(世の中の動き:WBCで侍ジャパン世界一。ジャニーズ性加害問題。イスラエル・パレスチナ戦闘激化)